STORY

舞台はとある場所にある小さな小さなレストラン。営業時間は決まっていない。

ここに訪れることが出来るのは生涯ただ一度、「三途の川を渡る前」のみである。

しかしここでは料理を注文することはできない。

注文することが出来るのは、このレストランでの「最後の晩餐」の「相手」だけである。

相席相手の条件は既に他界している人物1名。相手が決まれば、料理も自然と決まる———。


店のスタッフは給仕長の新田聖(にったひじり)と、料理長のシム・ユジュンの二人。

とある日、レストランは始まって以来の異例の賑わいを見せていた。


学生時代の親友と喧嘩別れをしてしまった者。

高校の部活の仲間と志半ば死別してしまった者たち。

夢へのきっかけをくれた叔父を想う者。

自分の名前すら忘れてしまった、記憶喪失の者———。


それに加え、毎日やってくるはずの食材の仕入れ業者が、何故か今日だけ現れない…!


果たして、新田とユジュンは無事全員に料理を振舞い、

「三途の川」を渡らせ、今日を乗り切ることができるのか⁈